CSSの色の指定方法をサンプルコード付き解説!

CSSの色の指定方法は「キーワード」「カラーコード」「RGB」「HSL」など複数あります。それぞれの色の指定の仕方についてサンプルコード付きで解説します。

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  1. 1CSSの色の指定方法の種類
  2. 1.1キーワード
  3. 1.2カラーコード
  4. 1.3RGB
  5. 1.4HSL
  6. 2色の指定方法はどれを使えばいいのか?
  7. 2.1現場ですでに使われている指定の仕方にならう
  8. 2.2透明色を考慮する
  9. 2.3Sassでは色は変数で管理できる
  10. 3まとめ

CSSではを指定してWEBページの文字色や背景色を変更することが出来ます。

その際の色の指定方法ですが、実はいくつか種類があります。今回はCSSの色の指定方法の種類の紹介をそれぞれサンプルコード付きで解説していきます。

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CSSの色の指定方法の種類

キーワード

CSS側であらかじめ「red」や「blue」など決められた色のキーワードがあり、そのキーワードを指定することで色の指定が行なえます。

つまり色の名前が決められていてその名前を指定するという方法で初心者でも一番分かりやすくシンプルな指定の方法となります。

色のキーワードは以下のような色があります。

キーワード 見本
black
silver
gray
white
maroon
red
purple
fuchsia
green
lime
olive
yellow
navy
blue
teal
aqua
orange
aliceblue
antiquewhite
aquamarine
azure
beige
bisque
blanchedalmond
blueviolet
brown
burlywood
cadetblue
chartreuse
chocolate
coral
cornflowerblue
cornsilk
crimson
cyan
(synonymof aqua)
darkblue
darkcyan
darkgoldenrod
darkgray
darkgreen
darkgrey
darkkhaki
darkmagenta
darkolivegreen
darkorange
darkorchid
darkred
darksalmon
darkseagreen
darkslateblue
darkslategray
darkslategrey
darkturquoise
darkviolet
deeppink
deepskyblue
dimgray
dimgrey
dodgerblue
firebrick
floralwhite
forestgreen
gainsboro
ghostwhite
gold
goldenrod
greenyellow
grey
honeydew
hotpink
indianred
indigo
ivory
khaki
lavender
lavenderblush
lawngreen
lemonchiffon
lightblue
lightcoral
lightcyan
lightgoldenrodyellow
lightgray
lightgreen
lightgrey
lightpink
lightsalmon
lightseagreen
lightskyblue
lightslategray
lightslategrey
lightsteelblue
lightyellow
limegreen
linen
magenta
(synonymof fuchsia)
mediumaquamarine
mediumblue
mediumorchid
mediumpurple
mediumseagreen
mediumslateblue
mediumspringgreen
mediumturquoise
mediumvioletred
midnightblue
mintcream
mistyrose
moccasin
navajowhite
oldlace
olivedrab
orangered
orchid
palegoldenrod
palegreen
paleturquoise
palevioletred
papayawhip
peachpuff
peru
pink
plum
powderblue
rosybrown
royalblue
saddlebrown
salmon
sandybrown
seagreen
seashell
sienna
skyblue
slateblue
slategray
slategrey
snow
springgreen
steelblue
tan
thistle
tomato
turquoise
violet
wheat
whitesmoke
yellowgreen
rebeccapurple

試しにいくつか文字色と背景色をキーワードで設定してみましょう。下記のサンプルコードを見てみましょう。

上記のサンプルコードではcolorプロパティで文字色をキーワードで指定しています。またbackground-colorプロパティでも背景色をキーワードで指定しています。

カラーコード

カラーコードは「#+16進数のカラーコード」の形式で設定します。例えば白であれば#ffffff、黒であれば#000000という形です。

光の3原色であるRed(赤)・Green(緑)・Blue(青)の組み合わせの輝かせる度合いによって色が変わります。16進数のカラーコードで例えば黒を表す000000は2桁ごとに区切りそれぞれ

  • R: 0
  • G: 0
  • B: 0
を表します。(00は0と略せる)

16進数の使ったカラーコードを使って色指定したサンプルコードは下記となります。

先程のキーワードとは違う青や赤の色を設定しています。このようにキーワードでは指定できない多用な色を設定できるのがカラーコードや次で紹介するRGB、HSLなどの特徴でもあります。

RGB

RGBは先程登場しました光の3原色の赤(Red)緑(Green)青(Blue)の3つを指定する方法です。カラーコードとは異なり、16進数ではなく0〜255の数値での指定となります。

CSSでRGBの形式で色を指定したサンプルコードは下記となります。

RGBA

またRGBの指定では透明度まで指定したRGBAの指定の方法があります。下記のサンプルコードを見てみましょう。

RGBでの指定との違いはrgb()ではなく、rgba()を使う点と、4つ目の引数で透明度を0〜1の値の範囲で設定する点となります。

上記のサンプルコードでは文字色、背景色にRGBAの指定で透明度を入れた色を設定しています。

HSL

もしかすると一番馴染みが無いのがHSLという方が多いかもしれませんが、HSLは色相(Hue)彩度(Saturation)輝度(Lightness)を指定する書き方です。

RGBとは指定する対象が異なりますので、別物です。

CSSでHSLの形式で色を指定したサンプルコードは下記となります。

HSLA

HSLもRGBと同様に透明度を加えて、HSLAの形式で指定が可能です。下記のサンプルコードは透明色を設定した例となります。

色の指定方法はどれを使えばいいのか?

さて、これまでCSSでの色の指定方法として

  • キーワード
  • カラーコード
  • RGB
  • HSL
の4つの指定の仕方を解説していきました。では実際の開発ではどの指定の仕方をしたらいいのでしょうか?

現場ですでに使われている指定の仕方にならう

まずすでに現場で上記のいずれかの方法で色の指定を行うというルールが明確化されていれば、現場のルールに従いましょう。

例えば現場のルールではカラーコードの形式で16進数を使っているのに、特定のエンジニア1名画RGB形式で指定しだすとCSSの色指定の仕方に一貫性がなくなりメンテナンスしにくくなります。

すでに現場のルールがあれば現場のルールに従いましょう。

逆に単発のプロジェクトや、一人で開発しているようなサービスでは自分ルールで色指定したり、臨機応変に対応するというスタンスでもいいかもしれません。

透明色を考慮する

CSSの色指定では透明度を含めた透明色の色の指定方法は便利で、よく利用されます。

例えば普段は16進数でカラーコードを指定しているが、透明色を指定したい時はRGBAの形式を使うという場合もあり、透明色も想定してルール作りをしましょう。

Sassでは色は変数で管理できる

Sassなどスタイルシート言語では、色を変数に設定することができ文字色や背景色の指定の際には変数の値を利用するといった事が出来ます。

Sassでは色を変数に格納できる例

// 変数に格納
$mainColor: #eee;

// 利用時
background-color: $mainColor;

もちろん変数に格納する際には上記いずれかのパターンで色指定しますが、もしもサイト上で利用する色の種類が少なければ、変数に格納する場合だけなので特に色指定の形式を統一する必要すらないかもしれません。

SassはフロントエンドのCSSの開発効率が劇的に向上しますので、ぜひ導入するようにしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。CSSでの色指定の仕方についてその選択肢と、それぞれでの色の指定の仕方をサンプルコード付きで解説してきました。

CSSでの色の指定は最初はカラーコードだったり、RGBなど見慣れないものが多く面食らうかもしれませんが、慣れればそこまで苦にならずに色の指定が行なえます。

ぜひ今回の内容を参考に、CSSで色の指定をしてみて下さい!

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