GitのAuthorとCommiterを変更する方法をご紹介!
Gitのコミットには、authorとcommitterの2つが存在します。
authorはコードを書いた人、commiterはコミットを行った人になります。
この記事では、すでに行われたコミットのauthorとcommiterを変更する方法を解説します。
Gitのauthorとcommiterとは?
Gitのコミットには、authorとcommiterの2つが存在します。authorはコードを書いた人、commiterはコミットを行った人になります。
普段はauthorとcommiterは同じ人になると思いますが、例えば、Aさんがコードを書いてそれをコミットしたあとにBさんがgit commit --amend
などで改変した場合にもauthorはAさんのままで変更されず、あくまでcommiterのみがBさんに変更されることになります。
この記事では、すでにGitでコミットしているものに対してauthorとcommiterを変更する方法を解説します。
git logに表示されるauthorとcommiter
$ git log -1 --pretty=full
commit 50293478e0bd215a9d6ca39... (HEAD -> master, origin/master, origin/HEAD)
Author: 鈴木太郎 <taro-suzuki@mail.com>
Commit: 鈴木太郎 <taro-suzuki@mail.com>
Gitのauthorとcommiterを変更する方法
commiterを変更する方法
Commiterは、commitした人のgitconfigに登録されているユーザー情報(名前とメールアドレス)が表示されます。
そのため、Commiterを変更するには
- .gitconfigで名前とメールアドレスを変更
git commit --amend
で情報を変更
.gitconfigで名前とメールアドレスを変更
以下のようにしてリポジトリ直下の.gitconfigの情報を変更します。
$ git config --local user.name 田中花子
$ git config --local user.email tana-hana@gmail.com
git commit --amendで情報を変更
コミットを書き換えるには、git commit --amend
を使います。
$ git commit --amend
authorを変更する方法
上記の方法では、Commiterしか変更することができません。
Authorを変更するには下記のように、--author
オプションを追加してコミットし直します。
$ git commit --amend --author="田中花子 <tana-hana@gmail.com>"
$ git rebase --continue
まとめ
上記の方法を使えば、以下のようにGitのauthorとcommiterを変更することができます。
$ git log -1 --pretty=full
commit 50293478e0bd215a9d6ca39... (HEAD -> master, origin/master, origin/HEAD)
Author: 田中花子 <tana-hana@gmail.com>
Commit: 田中花子 <tana-hana@gmail.com>
