font-weightが効かない場合の原因と対処法を解説!

CSSのfont-weightは文字の太さを調整できるプロパティです。boldとすると太字になります。このfont-weightを設定しているのに効かない場合の原因と対処法をサンプルコード付きで解説します。

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  1. 1font-weightが効かない問題
  2. 2font-weightが効かない場合の原因と対処法
  3. 2.1原因① CSSの優先順位の問題でfont-weightが効いていない
  4. 2.2原因② フォント自体が太字に対応していない

font-weightが効かない問題

CSSのfont-weightは文字の太さを設定するプロパティで、初期値はnormalで値は100〜900(数字が大きいほど太い)やnormalboldなどキーワードで設定することが出来ます。

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font-weight
CSSでfont-weightプロパティは文字の太さを指定できるプロパティです。太字や細字など文字の太さをboldなどのキーワードや100〜900の数値で指定出来ます。使い方と構文をサンプルコード付きで解説します。

例えば下記の例ではfont-weightが100〜900までで文字の太さ毎に設定を変えた例になります。

しかし、ときにfont-weightを設定しているはずなのに、文字の太さが変わらないという場合があります。

そこで今回はfont-weightが効かない場合の原因と対処法を解説していきます。

font-weightが効かない場合の原因と対処法

font-weightが効かない原因はいくつか考えられますので、順番に解説していきます。

原因① CSSの優先順位の問題でfont-weightが効いていない

CSSのスタイルの優先順位でfont-weightが効かないという場合です。

font-weightを太字や細字で設定している箇所とは別で、font-weightを設定しているところがあり、そちらが優先されているため片方の指定が無効になっているケースです。

この場合まず切り分けとしてChromeのデベロッパーツールで該当の要素にフォーカスをあてスタイルの上書きが発生していないか確認しましょう。

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Chromeで該当のページを開き、太字た効いていない要素を指定して右クリックし、「検証」をクリックします。
font-weightの上書きが発生している場合
このようにfont-weightの箇所で打ち消し線が表示されている場合は、別の優先度の高いスタイルでfont-weightが上書きされているという事になります。

上記に該当する場合は、スタイルの優先度の見直しをして問題を解決しましょう。CSSのスタイルの優先順位を変更する方法については下記を参考にして下さい。

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また優先順位を考えず、手っ取り早くfont-weightを適用したいという方は!importantを値に付加して強制的に適用させる方法もあります。

!importantを使う方法については下記を参考にしましょう。

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原因② フォント自体が太字に対応していない

次にテキストに設定しているフォント自体で太字に対応していない場合です。その場合はfont-weight: boldを設定しても設定上は太字になりますが、フォント側で太字に対応したフォントがなく表示が太字となりません。

この場合ですが、少し裏技となりますが、text-shadowを付けて強制的に太字に見せる方法があります。

上記の例ではfont-weight: boldなど太字の指定をfont-weightで行わず、text-shadowを使って太字に見せています。

このやり方であればフォントが太字に対応していない場合でも太字に見せる事が出来ます。

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