最終更新日: 2020年12月18日
JavaScriptで2次元配列の初期化のやり方を紹介!
JavaScriptで2次元配列の初期化のやり方をサンプルコード付きで解説します。JavaScriptでは1次元配列は初期化は簡単にできますが、2次元配列は少し工夫が必要となります。
JavaScriptで2次元配列の初期化について
JavaScriptでは1次元の配列については下記のように扱う事が出来ます。
1次元配列の扱い方
// 宣言方法①
var arr = new Array(3);
// 宣言方法②
var arr = [];
// 配列に値を格納
arr[0] = "test1";
arr[1] = "test2";
arr[2] = "test3";
1次元配列では配列をnew Array
で生成する方法と、[]のリテラルで宣言する方法があります。
一方で2次元配列など多次元の配列についてはそれ専用の宣言方法がありません。
ただ決まったらやり方が無いだけで、2次元配列を初期化したり、扱う事自体はもちろん可能です。そこで今回はJavaScriptで2次元配列の初期化のやり方についてサンプルコード付きで解説していきます。
JavaScriptで2次元配列の初期化のやり方
JavaScriptで2次元配列の初期化のやり方をnew Array
を使う方法と、配列のリテラルを使う方法の2パターンを解説します。
new Arrayを使う方法
new Array
を使って2次元配列の初期化を行ってみます。
new Arrayを使って2次元配列の初期化
var arr = new Array(3);
for(var b = 0; b < 3; b++) {
arr[b] = new Array(3);
for(var a = 0; a < 3; a++) {
arr[b][a] = 0;
}
}
まず1次元配列の時と同様にnew Array
で配列を初期化します。
初期化した配列をfor文でループさせ、その中で更に、
arr[b] = new Array(3);
として、配列の要素に初期化した配列を代入しています。
後はもう一度for文でループさせ、0の値を格納します。これで2次元配列が出来上がります。ちなみにChromeのデベロッパーツールでarr
を表示すると下記のようになります。
リテラルを使う方法
次に配列のリテラルを使う方法です。
var arr = [];
for(var a = 0; a < 3; a++){
arr[a] = [];
for(var b = 0; b < 3; b++){
arr[a][b] = 0;
}
}
先程のnew Array
のやり方と大差ないですが、配列の初期化部分をリテラルで行っています。結果についてもnew Array
の結果と同じになります。
