JavaScriptでnullを判定する方法を解説!

JavaScriptでnullを判定する方法をサンプルコード付きで解説していきます。nullを厳密に判定する方法やtypeof演算子・Booleanで比較して判定する方法など紹介します。

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  1. 1JavaScriptでnullを判定したい
  2. 2JavaScriptのnullを判定する方法
  3. 2.1厳密にnullを比較する方法
  4. 2.2typeof演算を使う方法
  5. 2.3Booleanで判定する
  6. 3まとめ

JavaScriptでnullを判定したい

JavaScriptのnull値が無いことを表す特別な値です。

nullの値の例

var name = null;
console.log(name);
// →nullが返る

nullはよく未定義を表すundefinedと混同されますが、nullは値が無いことを意味し、undefinedは未定義であることを意味します。

両者の厳密な意味は異なりますので、違いがわからないという方はまずは下記を参考にしてみましょう。

 

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さて、JavaScriptのnullですが、値がnullであるかどうかのチェックの方法は複数あります。

今回はJavaScriptのnullの判定の方法について解説していきます。

JavaScriptのnullを判定する方法

それでは順番にJavaScriptでnullを判定する方法を解説していきます。

厳密にnullを比較する方法

まずこちらが推奨のnullを判定する方法です。===を使い値がnullかどうかを判定します。

厳密にif文でnullを比較する方法

var tmp = null;
if( tmp === null ) {
  console.log("true");
}else{
  console.log("false");
}

// →trueが返る

実はイコール2つでnullかどうかの比較をするとtmpundefined0NaNの場合でもtrueが返ってきてしまいます。

そのため思わぬバグを回避するためにnullの判定は厳密に===で判定するのがおすすめです。この場合はtmpはnullの場合のみtrueとなります。

typeof演算を使う方法

typeof演算子は対象の方を表します。つまりtypeof演算子を使うとnullの判定は下記のように出来ます。

typeof演算子を使ったnullの判定

var tmp = null;

if( typeof tmp === null ) {
  console.log("true");
}else{
  console.log("false");
}

// →trueが返る

この書き方でもnullの判定は行なえますが、先程の厳密にnullを比較する方法で見たコードと比べると同じ意味でありながら、typeof演算子の分だけ記述が増えています。

nullかどうかを判定だけしたい場合であればこちらの書き方よりも、先程の厳密にnullを比較する方法で書くのがおすすめです。

Booleanで判定する

最後にif文の条件式の中にそのまま入れ、Booleanで判定する方法です。

Booleanで判定する

var tmp = null;
if( !tmp ) {
  console.log("true");
}else{
  console.log("false");
}

// →trueが返る

もちろんこの書き方でもnullを判定できますが、undefined0NaNなどnull以外もtrueが返ってきますので、扱いには注意が必要です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。JavaScriptでnullを判定する方法を紹介してきました。

やり方としては複数ありますが、やはり素直に===で厳密に比較するのがおすすめです。コーディングルールを統一するため下記のようなnullを判定する関数を作ってしまうのも方法の一つです。

ぜひ参考にしてみて下さい!

isNull関数

function isNull(obj) {
  return obj === null;
};
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